彼女の笑顔が見たいだけ
2003年2月19日月一で恒例となった打合せの帰り。
今日は用事があるので直帰するという彼女と彼女の同僚を、駅まで送って行くことになった。
今日、公演予定のお気に入りのアーティストのチケットを取り損ねたぼくは、せめてもの慰めにと車の中で、その曲をかけていた。
「これって・・」彼女は同僚の子と顔を見合わせて言った。
「ユウキさんも今日行くんですか?」
彼女の顔が少し輝いたように見えたのは、ぼくの考えすぎだろうか?
「それがチケット取れなくて」
本気で残念そうな、ぼくに。
「言ってくれればあと何枚か取れたのに」
ぼくの今後のためにはチケットは取り損ねて正解だったのかもしれない。
そんな、ぼくの後ろ向きな思いをよそに。
「ユウキさんと一緒に観たかったな」
本気なのか冗談なのか・・
そう言って彼女は茶目っ気たっぷりに笑った。
そういえば彼女って笑った顔と普段の顔が全然違うな。
ぼくは全然違うことを考えながら車を駅へと走らせた。
今日は用事があるので直帰するという彼女と彼女の同僚を、駅まで送って行くことになった。
今日、公演予定のお気に入りのアーティストのチケットを取り損ねたぼくは、せめてもの慰めにと車の中で、その曲をかけていた。
「これって・・」彼女は同僚の子と顔を見合わせて言った。
「ユウキさんも今日行くんですか?」
彼女の顔が少し輝いたように見えたのは、ぼくの考えすぎだろうか?
「それがチケット取れなくて」
本気で残念そうな、ぼくに。
「言ってくれればあと何枚か取れたのに」
ぼくの今後のためにはチケットは取り損ねて正解だったのかもしれない。
そんな、ぼくの後ろ向きな思いをよそに。
「ユウキさんと一緒に観たかったな」
本気なのか冗談なのか・・
そう言って彼女は茶目っ気たっぷりに笑った。
そういえば彼女って笑った顔と普段の顔が全然違うな。
ぼくは全然違うことを考えながら車を駅へと走らせた。
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